2009年11月10日 晴れのち雨。御所→同志社大学→三条小橋 吉岡屋旅館跡→祇園「 如月たかし」
中学の修学旅行先を再び訪れてみようという計画の第1部京都編に12名(男5名、女7名)が参加しました。
東京は晴れでしたが、京都は曇りのち雨でした。ちょうど天皇即位20周年記念の特別公開中でしたので、先ず御所から見学を始めました。
御所御車寄付近で記念撮影(中央緑の小旗を持つ近藤リーダー) 左は御内庭 右はもみじ御所の今出川門から出て、鴨川右岸の道を三条まで歩いて、高瀬川の右岸、三条小橋の袂の吉岡屋旅館(くぎぬき亭)を訪ねました(写真参照)。そこには写真入の指標があり、「『吉岡屋』は江戸時代から続く旅館です。幕末に新選組の基礎である浪士組を結成し、その後新選組と袂を分け、江戸の警護をした庄内藩士清河八郎が書いた紀行文『西遊草』の中で、『三条小橋かたわらの吉岡やに泊まった』と記してあります」という指標が立っていました。中学の修学旅行は謂われ深き旅館に泊まったものです。そこで舞妓を呼ぶ優雅なものでした。今夜も祇園の小料理屋で美しい女性に囲まれ、おいしい肴とお酒をいただきました。
左は吉岡屋旅館跡の商業ビル 右は「如月たかし」の食後の一時11月11日 曇り時々雨。大徳寺(三玄院→芳春院→高桐院)→鹿苑寺(金閣舎利殿)→龍安寺→「わらじや」
出発前、同級生の近藤君から、平安京設計の基点は船岡山(大徳寺の南の小高い丘)だとか、大徳寺の一帯は紫野と呼ばれ、桓武天皇時代は原野林で、狩猟地であった、大徳寺の塔頭寺院はいずれも名庭園である、千利休はこの山門に像を作らせたことが切腹の理由となったなどとショートレクチュアを受けて、大徳寺を主に回りました。どこも紅葉が思いの外もう赤くなっていました。
左は芳春院のアプローチ 右は芳春院の庭園 高桐院の門 左は高桐院のアプローチ 右は高桐院の庭園門前の蕎麦屋で昼食を取って、ここから乗り合いバスの一日券を買って、お寺周りを始めました。金閣舎利殿は昭和25年に放火によって焼失し、修学旅行の時はなかったので、改めて金閣の姿と鹿苑寺の内部を見学してきました。
金閣舎利殿の門前のもみじ 金閣舎利殿龍安寺というと石庭しか覚えていませんでしたが、ここも禅寺で、大きな池の周りを散策してきました。
龍安寺門前にてこの日の夜は三十三間堂前でうなぎ雑炊に舌鼓を打ちました。大分聞こし召していましたが、しっかり「一日券」で帰りました。
わらじやでご機嫌の一同11月12日 晴れ。大原 寂光院→三千院→錦市場
最後の日は好天に恵まれました。青い空と赤い紅葉はよく合います。出町柳からバスに乗って大原へ向かいました。寂光院は細い道を登り、鄙びたお寺でしたが、三千院は柴漬けなどのお土産屋も多く、山奥なのに大きなお寺でした。観光客も大勢来ていました。今は車では上れないようです。
左は寂光院 右は三千院門前 三千院にて一休み(岸本さん撮影) 錦市場は京都名物が何でもあり、日頃お土産を買わない私もたくさん買って帰りました。
修学旅行再訪京都編もこれで終了です。3日間の合計歩数は約45,000歩でした。71歳としてはよくも歩いたものです。これも小金井附中の伝統でしょうか。ちょっと腰が痛い?来年もお元気で (終わり)