堀口先生は去る2007年8月25日(土)逝去されました。我々5期A組は3年間担任としてお世話を頂きました。ここに謹んでお悔やみを申し上げます。
附属中学創立60周年の同窓会と同時にクラス会を開こうと考え、先生にご連絡した時に、先生の病を知りました。5月連休明けにお見舞に伺った時、先生はあんまり元気だったので、こんなに早くお亡くなりになるとは思いも寄りませんでした。先生はきっと私たちに心配をかけまいと、明るく振舞っておられたのでしょう。最後まで先生らしいご配慮と敬服致します。
お通夜は8月28日、ご葬儀は同29日、小金井の幡随院徳寿庵にて行われました。このお寺は由緒あるお寺で、徳川13代将軍の縁のお寺と葬儀社の人が言っていました。
最後に、ご長女治子さん(18期生)から以下のようなご挨拶がありました。このご挨拶があまりに思い切った「胸中」のお話であり、私たちの想いとも同じであったので、ここにご紹介させていただきます。
(中間省略)
・・・そして日を追う毎に、優しさ、暖かさ、思いやりといった人としての気持ちが深まっていくような気が致しました。自己の人格への完成に向けて歩んでいるように思われました。お見舞下さる皆様のお心に深く感謝し、ホスピスのスタッフの皆様に感謝し、自分がどれ程恵まれ幸せであると常に話しておりました。もう思い残すことはないとにこやかに語った父の顔を忘れることはできません。父の病はマイナスでしたが、父はその病によって深く人生の意味を理解し、そして人格を完成させていたのだと思っております。
父は最後まで気力と努力の人でございました。成すべきことをやり遂げた満足感を抱き、旅立ったものと信じております。本当に幸せな一生だったと存じます。子供として最後に父を深く尊敬できること、今はさわやかに幸せに感じております。
(後略)